ABOUT

WHAT IS CTJ

WHAT IS CTJ

究極のモーターサイクルコントロールが
生み出す静と動の世界。

トライアルとは、高低差や傾斜が複雑に設定されたコースを、いかにオートバイに乗ったままで
走り抜けることができるかを競う競技で、自然を舞台に争うアウトドアと、
スタジアムやアリーナに人工障害物を設けるインドアがあります。

その歴史は古く、20世紀初頭のオートバイ出現とともにイギリスで誕生し、
「どこまで壊れずに走り続けることができるか」を競ったことが
そもそもの始まりだといわれています。その後、マシンの性能や信頼性が高まるにつれ、
耐久性ではなく、ライダーのテクニックを競い合う現在の競技スタイルへと進化していきました。

時に車体をピタリと停止させたり、後輪だけで
とんでもない障害物を乗り越えてしまうなど、「静」と「動」を自在に操る
ライディングテクニックは、まさに二輪車操作の基礎が全て詰まった究極のモータースポーツであり、
見る者を魅了する最高のエンターテイメントでもあります。

トライアルの国内競技人口は数千人以上。
その中でも技術の高さによって階級(ライセンス)が分かれており、
世界選手権に通じる最高峰ライセンス「国際A級スーパークラス」を持つ
ライダーは全国でわずか20人程。コースの難易度はもちろん、
そこを乗り越えて進むライダーの技術にも注目して楽しめる競技です。

日本、そしてアジアのモータースポーツ界の歴史に
一石を投じた第1回大会。

ヨーロッパで人気の高いトライアルですが、日本では世界に通用するライダーが
大勢いるにも関わらず、まだまだマイナースポーツの域を出ることができずにいます。
その大きな要因の一つが、「目に触れる機会が少ない」ということ。

そうした中で2018年、大阪を代表するランドマーク・通天閣を臨む通天閣本通商店街で、
アジアのモータースポーツ史上初となる
街中でのトライアルレース「City Trial Japan 2018 in OSAKA」が開催されました。

その光景はテレビやWEBなど様々なメディアで紹介され、普段モータースポーツを
観たことがない方々をはじめ、参加ライダー、そして
モータースポーツ業界など、多方面から大きな反響が寄せられ、「都市型競技」として
日本のモータースポーツ界に新たな可能性を示すことができました。

City Trial Japan 2020 in Osaka

“日本唯一”のバイクトライアル
都市型コンペティションCity Trial Japan。
第3回大会開催!

2019年4月末に開催された第2回大会は、万博記念公園に会場を移し、
前回大会を大きく凌ぐ延べ9,000人の観客を集めました。

巨大な木材やコンクリート、それらをエンジンを吹かせたマシンが軽々と
飛び越えていく姿を前に、バイクファンのみならず、初めて
トライアルレースに触れた子どもから大人までが次々に驚きと歓喜の声を上げ、
多くの人にトライアル競技の魅力を印象付けることができました。

そして今年、昨年よりさらに広い会場に場所を移し、より規模を拡大して
実施する事となりました。前回よりもさらにパワーアップさせた大会で、
モータースポーツ業界一丸となって開催に取り組み、
モータースポーツ界や開催地、そして、この大会に関わる全ての皆様にとって
メリットとなるビッグコンテストを目指します。

City Trial Japan 実行委員長

藤原 慎也 SHINYA FUJIWARA

トライアルIAS(国際A級スーパークラス)

大会開催にかける想い

はじめまして、City Trial Japan実行委員長の藤原慎也と申します。
私は7歳よりバイクにまたがり父親と夢を追って、Trialを始めて20年になります。 2014年全日本トライアル選手権国際A級シリーズチャンピオンを獲得して、現在最高峰国際A級スーパークラスで現役の選手として走っています。

憧れていた夢の舞台。しかし現実は、トライアル専門誌にしか写真も載らないような“マイナースポーツ”と呼ばれる世界でした。 日本では、たとえトップクラスになったとしても飯を食べられるわけではありません。ライダーの技術は凄くても、決して憧れには見られない競技なのです。 それでも、初めてトライアルを観る人は、目の前で繰り広げられる神業の数々に圧倒され、「まるでサーカスかマジックみたいだ!」と口をそろえて言います。 それが究極の二輪スポーツ、トライアルの魅力なのです。

私はそんなトライアルが好きです。そしてトライアルはまだまだ可能性があるモータースポーツです。 今でも毎年、私と同じようにトライアルに魅力を感じ、世界と戦える高い技術を持った若い世代が数多く誕生しています。 私はそんな彼等に夢を与えたい。注目されない今の業界を変えていきたいと思っています。もっとたくさんの人にトライアルの魅力を知ってほしい、日本で凄いライダーがいることを知ってもらいたい。 そのためには山ではなく、より多くの人が集まる場所、そして世界に発信できる場所が必要だという思いが強くなりました。

アジア初開催となった2018年の舞台は、大阪の観光名所『通天閣』のお膝元、第2回の開催地は、大阪の『万博記念公園』で規模を拡大してより多くの人に観戦いただけました。 街中をバイクが自在に飛び回るという、これまで日本で見たことない光景は、きっとトライアルという競技だけでなく、 モーターサイクルスポーツ界に興味を持っていただくキッカケになったと実感しました。

City Trialの秘める可能性はまだまだ高く、これを一過性の『イベント』で終わらせるのではなく、日本のモーターサイクルスポーツ業界の認識を変えていくムーブメントにしなくてはいけません。 未来のモータースポーツ界、そして若者ライダーの為、是非みなさまのご協力をよろしくお願いいたします。